小鼻のケアを毎日がんばっているのに「なんでまだ毛穴が目立つの?」って思いませんか?実は開き・詰まり・たるみではケアも変わるので今回は自分の毛穴に合うケアを紹介します。

小鼻はざらつく?頬は縦長?まず毛穴の見え方を確認

明るい自然光の下で、鏡は近づけすぎずに見てみてください。小鼻やあごに白や黒っぽい点があってなでるとざらつくなら詰まり、毛穴そのものが丸く開いて見えて夏にとくに目立つなら開き、頬の毛穴が縦長や涙のような形に見えるならたるみに近い見え方です。

「結局どれなの」となったらいちばん気になっている場所を1つ選ぶだけで十分です。毛穴はもともと皮脂の出口として誰の肌にもあるものなので消すのではなく影が薄く見えればいいくらいに思っておくほうが続きます。

開き・詰まり・たるみの違いを比較

見え方と目立ってくるきっかけを並べてみます。さっき鏡で見た自分の毛穴と見比べてみてください。

毛穴の目立ち方のタイプ別の特徴(横にスクロールできます)

タイプ見え方出やすい場所きっかけまず見直す場所
詰まり毛穴白っぽい・黒っぽい点小鼻やあご落としきれていない汚れやメイククレンジングと洗顔
開き毛穴丸く開いて見える小鼻まわりやTゾーン皮脂の量や季節洗いすぎと保湿バランス
たるみ毛穴縦長・涙型に伸びる頬の中央から下ハリ感の変化や年齢保湿と紫外線対策

毛穴が気になると洗顔も美容液もパックも全部変えたくなりますよね。でも全部を一気に変えなくても大丈夫だと思いますよ。一度に変えると何が合ったのか分からなくなるので表の右端を見てまず1つだけ変えれば十分です。

ケアで目立ちにくくなることはあっても毛穴そのものがなくなるわけではないのでゼロを目指すと続けるほどしんどくなります。ここからはタイプごとに最初にどこから手をつけるかを見ていきます。

詰まり毛穴で見直したいケア

小鼻を触るとざらっとして白や黒の点が見えるなら毛穴の中に皮脂や古い角質やメイクの残りがたまっています。黒く見えるのはたまったものが空気に触れて色が変わるからだと説明されることが多いです。

最初に見たいのはその日のメイクをその日のうちに落としきれているかどうかです。朝の洗顔で落とし直しているならクレンジングを見直してみてください。落ちにくいベースメイクの日は今より落としやすいオイルやバームを試してみる方法もあります。タイプごとの違いは30代のクレンジングの選び方で比べています。角質ケアを足すなら商品に書かれた使い方を守って回数を控えめにしてください。毎日やると肌への負担が大きくなります。そのうえでしばらく同じやり方を続けて小鼻を触ったときのざらつきが変わるか見てみてください。

表面に汚れが乗っているだけではないのでこすって取ろうとするのはやめておいてください。力を入れるほど赤くなります。

開き毛穴で見直したいケア

毛穴の出口が丸くぽつぽつ見えるタイプで皮脂が出やすい時期や場所ほど目立ちます。夏はくっきり見えたのに冬は落ち着くこともあります。

洗顔の回数を増やしすぎていないか見るところから始めます。日中は皮脂を軽く押さえる程度にとどめて、そのうえで洗い上がりのつっぱりを見てみてください。意外ですが洗う回数を増やすほどよいとは限りません。毛穴が丸く見えて洗顔後に頬がつっぱるなら洗浄力が少し弱めのものに替えるほうが皮脂の出方は落ち着きやすくなります。水分を与えたあとはさっぱりした乳液やジェルクリームで油分を補ってください。油分を避けすぎるとかえって皮脂が気になることがあります。このケアをしばらく続けて皮脂の出方と毛穴の見え方が変わるかを見ます。

皮脂は肌を守ってもいるので全部取ればいいというものでもありません。落としすぎた日ほど乾きます。

たるみ毛穴で見直したいケア

鏡で頬を見たときに毛穴が縦長や涙のような形に伸びて見えるならこのタイプ。中央から下にかけて出やすくハリ感の変化とともに目立ちやすくなるとされます。

このタイプは洗うケアを足しても手応えが出にくいのでまずは普段の保湿から見てみましょう。化粧水のあとに乳液やクリームを重ねるところから始めて、日焼け止めは季節を問わず毎日、ちょっとそこまでの日も塗っておくと続けやすくなります。ベースメイクは厚塗りをやめて気になるところだけ薄く重ねてください。全体を厚くするとかえって影が強調されます。変化が出るとしてもゆっくりなので焦らずに見ていきましょう。

頬が縦長に見えているのに詰まりを取るケアを続けてもなかなか手応えは出ません。

光の当たり方だけでも印象は変わるのでメイクで隠しきろうとするより厚塗りをやめて影を作らないほうが自然に見えます。

成分から選びたいならナイアシンアミドの使い方も参考になります。ただ化粧品でできる範囲には限りがあることは押さえておいてください。

毛穴が気になるときに避けたいこと

押し出したくなる気持ちは分かりますがここはちょっと我慢。指や器具で中身を押し出すと周りの皮膚が傷ついて赤みや色素の変化につながることがあります。はがすタイプのパックも繰り返すうちに必要な角質まで一緒にはがしてしまいます。

ざらつきを取ろうと強くこすっても詰まりはそのままで肌への負担だけが残ります。熱いお湯で長く洗うのも皮脂を落としすぎて、乾いたせいで皮脂が増えるほうへ向かいます。角質ケアをいくつも同じ日に重ねるのも肌にこたえるので日を分けて使う回数を決めておいてください。

どれもその場では変わった気がしますが繰り返すほど肌にこたえるので毎日のケアには向きません。

それから一度に全部変えないこと。毛穴は毎日鏡で見ていると昨日よりいいのか悪いのか本当に分かりませんし、変化を感じるまでの時間にも個人差があります。変えるのは1か所だけにして同じ場所と同じ明るさで見返すと比べやすいです。照明が違うだけで印象は変わるので朝の洗面所などにそろえておくと分かりやすいですよ。

ベースメイクで毛穴を目立ちにくくする

ケアはケアとして、その日の見え方だけならメイクのほうが早いです。鏡を見るたび同じところが気になる日は塗る順番と量を変えてみてください。

ベースメイクは全体を薄くして気になるところだけ少し重ねるほうがきれいに見えます。顔じゅう厚くすると毛穴の影のほうが強調されますし、なじませるときも強くこすらず軽く。指で伸ばしたあとスポンジで余分を押さえると溝にたまった分が取れてなめらかに見えます。仕上げのパウダーも気になるところだけ薄くのせてください。全体に厚くのせると乾いて溝が目立ちます。

夕方になって急に目立ってくるなら朝の量が多いのかもしれません。いつもより減らして崩れ方が変わるか見てみてください。

赤みや痛みがあるときはセルフケアを増やさない

ここまでの進め方は毛穴用の商品を試しても手応えがなく、次にどこから手をつけるか決めたい人に合うと思います。ただ、ニキビや炎症、痛みを伴うできものがあるとき、赤みや腫れを伴うできものが繰り返しできるときは、セルフケアを増やす前に医療機関へ相談してください。毛穴まわりの色が濃くなり範囲が広がっている場合も同じです。市販のケアを続けても悪化するなら、一度見てもらうほうが早く落ち着きます。皮膚科で治療中なら担当医の案内を優先しましょう。化粧品は治療を目的としたものではありません。

まとめ

毛穴はなくすのではなく目立ちにくく見えるところを目標にすると気が楽になります。詰まり・開き・たるみでは最初に手をつける場所が違うので、まずは明るい場所で鏡を見て、小鼻がざらつくのか、毛穴が丸く見えるのか、頬が縦長に見えるのかを確かめてみてください。押し出したりはがしたり強くこすったりするケアはその場では変化を感じても、繰り返すほど肌への負担が増えていきます。変えるケアは一度に1か所だけにして、同じ場所と同じ明るさで見返すのが分かりやすいです。今日は気になる毛穴を1つ決めるところまでで十分です。

参考にした情報

参考にした情報は、公益社団法人 日本皮膚科学会日本化粧品工業会(化粧品の基礎情報)独立行政法人 国民生活センター環境省(紫外線環境保健マニュアル等の公開情報)です。

掲載内容は一般的な情報であり、診断や治療を目的としたものではありません。肌の状態に不安がある場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。